物件を探して、今日も街を歩く。——日本橋で考えたことの画像

物件を探して、今日も街を歩く。——日本橋で考えたこと

先日、日本橋を歩いてきました。 
お客様からご相談いただいているエリアの下見です。
路線図や物件資料だけではわからないことが、街には必ずある。
だから私は、できるだけ自分の足で確かめに行くようにしています。 

 この写真を撮ったとき、しばらく立ち止まりました。
 明治期に建てられた重厚な石造りの建築と、その真後ろにそびえる現代の超高層タワー。
百年以上の時間が、一枚の写真に収まっている。 

「この街で暮らしたい、あるいは資産を持ちたいと思う人の気持ち、わかるな」と素直に思いました。 

 不動産の仕事をしていると、「物件を探す」という行為がいかに孤独で、疲弊するものか、日々実感します。 
ポータルサイトを何時間眺めても答えが出ない。
内見に行っても「なんか違う」が続く。担当者に気を遣って、本音を言えない——そういうお声を、本当によく聞きます。 
だから私は、先に街を歩きます。
お客様が内見に来る前に、周辺を自分で確認する。
昼と夜で雰囲気が違うことも、駅からの道に坂があることも、資料には載っていない。 
「この街、どうでしたか?」と聞かれたとき、自分の言葉で答えたい。 それだけです。