
豊洲・有明の地名の由来とは?|豊洲は公募、有明の名前と湾岸の歴史を解説
有明とは?豊洲・有明の地名の由来
——「有明の月」と、公募で決まった豊洲。湾岸の歴史をたどる
「有明」という地名は、どこから来たのか。
そして「豊洲」という名前は、どうやって決まったのか。
現在はタワーマンションや大型商業施設が並ぶ豊洲と有明ですが、 その名前には、東京湾岸がつくられてきた歴史が残っています。
地名シリーズ最終回です。 第1回(芝浦・浜松町・浜離宮・三田) 、 第2回(月島・佃・勝どき・晴海) に続き、第3回は豊洲・有明。 地名の由来から街の歴史をたどり、湾岸9エリアを総括します。
豊洲と有明は、湾岸の中でも 比較的新しい時代につくられた街です。 地名の由来を知ると、その成り立ちがよく分かります。
エリア名を送るだけで結構です
TOYOSU / 豊洲
PAST
5号地・造船所・ガス工場
1937年まで「5号地」と呼ばれていた埋立地。 IHI(石川島播磨重工業)の造船所や、 東京ガスの工場などが立地する工業地帯として発展しました。 現在の住宅・商業地とは、まったく違う街の姿がありました。
NOW / 2020年代
住宅・商業・市場がそろう湾岸の生活拠点
ブランズタワー豊洲、 スカイズ タワー&ガーデン、 アーバンドック パークシティ豊洲など、 大規模マンションが立地。 ららぽーと豊洲、豊洲市場、医療・教育施設なども集まり、 住宅地として大きく変化しました。
地名の由来
1937年(昭和12年)、 それまで「5号地」などと呼ばれていた埋立地に 「豊洲」という名前が付けられました。 「豊かな洲となるように」 という願いを感じさせる地名です。
⛩ 街と神社
富岡八幡宮・豊洲の地域文化
深川エリアには富岡八幡宮をはじめ、 江戸期から続く地域文化があります。 一方、豊洲は比較的新しい埋立地。 古い街と新しい街が近接していることも、 江東区湾岸の特徴です。
現在の豊洲は、 造船・工業の街から住宅・商業の街へ大きく変わりました。 マンションを選ぶ場合も、 「豊洲」という一つの名前だけではなく、 1丁目から6丁目までの土地利用の履歴を分けて見る必要があります。
地盤・液状化・水害・土壌汚染については、 豊洲1〜6丁目の地盤・液状化・水害を詳しく調べた記事 にまとめています。
ブランズタワー豊洲など、物件名からでも構いません
ARIAKE / 有明
PAST
ゴルフ場・飛行場・倉庫の街
現在の有明周辺には、 かつてゴルフ場や飛行場、 工場・倉庫などが存在しました。 その後、 ゆりかもめの開通や東京ビッグサイトの開業などを経て、 現在の街へと姿を変えていきました。
NOW / 2020年代
住宅・商業・スポーツが集まる新しい街
シティタワーズ東京ベイ、 ブリリアマーレ有明、 ブリリア有明スカイタワーなど 大規模タワーマンションが立地。 有明ガーデン、有明アリーナなども加わり、 住宅・商業・スポーツ・展示機能が共存する街になっています。
有明とは?|地名の由来
「有明」とは、夜が明けても空に残っている月、 「有明の月」を思わせる言葉です。
有明という地名は、 夜明けを表す「東雲(しののめ)」とも響き合います。 有明と東雲。 隣り合う二つの街に、 どちらも朝の情景を思わせる名前が付いているのは興味深いところです。
街の記憶
古い市街地とは違う、有明の成り立ち
有明は、 古くから住宅や商店が連続してきた街ではありません。 埋立と港湾整備の中で形成され、 その後、展示施設、住宅、商業施設などが 計画的に配置されてきました。
有明の地価は、 町丁目・用途・駅距離・前面道路などによって大きく異なります。 そのため、 一つの地点の地価だけで 「有明は高い」「有明は安い」と決めることはできません。
近年の公示地価・基準地価では上昇が確認される一方、 それが個々のマンション価格と同じ意味になるわけでもありません。 土地の価格とマンション価格は分けて見る必要があります。
有明1丁目・2丁目、
東雲1丁目・2丁目について、
液状化・洪水・内水・高潮・地価、
代表的なタワーマンションまで町丁目別に調べた記事はこちらです。
東雲・有明の地盤は大丈夫?|
1・2丁目の液状化・水害・地価とタワーマンションを徹底検証
シティタワーズ東京ベイ・ブリリアマーレ有明など
SUMMARY / 湾岸9エリア総括
湾岸9エリアの地名と記憶
CHIMEI SERIES COMPLETE / 全3回
芝浦
「芝の浦」と呼ばれた海辺の土地。
漁場・港湾・工業地帯からタワーマンションの街へ
浜松町
江戸時代から続く地名。
東海道沿いの街から大規模再開発エリアへ
浜離宮
徳川将軍家の浜御殿から皇室離宮へ。
江戸の海辺の記憶が残る場所
三田
古くから続く地名で、由来には複数の説があります。
寺社・大名屋敷・教育機関・再開発が重なる街
月島
明治期の埋立によって形成された街。
工業地帯・下町からタワーマンションが共存する街へ
佃
大阪・佃村とのつながりを持つ歴史ある地名。
漁師町からリバーシティ21へ
勝どき
「勝鬨」に由来する名前。
工場・倉庫の街から大規模住宅地へ
晴海
「晴れ渡る海」を思わせる地名。
港湾・展示・五輪選手村から新しい住宅街へ
豊洲
埋立地に付けられた新しい地名。
工業地帯から住宅・商業・市場の街へ
有明
「有明の月」を思わせる、夜明けの言葉。
港湾・展示・スポーツ・住宅・商業が重なる街へ
地名には、街の記憶が刻まれています。
芝浦、浜松町、浜離宮、三田、月島、佃、勝どき、晴海、豊洲、有明。 同じ東京湾岸でも、 街が生まれた時代も、土地の使われ方も違います。
今タワーマンションが建ち並ぶ場所にも、 かつて海だった時代、 港湾・工業・倉庫として使われた時代、 住宅地へ変化した時代があります。
物件を選ぶとき、 その街がどのようにつくられてきたのかを知ると、 現在の地盤、街区、マンションの見方も少し変わります。
あわせてお読みください
第1回|芝浦の地名の由来と30年前の姿
第2回|勝どきの名前は日露戦争から(月島・佃・晴海)
湾岸の地盤は本当に弱いのか|昔は全部、海だった
豊洲の地盤は大丈夫?|1〜6丁目の液状化・水害・土壌汚染
東雲・有明の地盤は大丈夫?|1・2丁目の液状化・水害・地価とタワーマンション
湾岸タワーマンション徹底比較【後編】
東京の地価・エリアを考える
そのまま決める前に|不動産セカンドオピニオン
3回シリーズ、お読みいただきありがとうございました。
豊洲・有明で気になっているマンションがあれば、
物件名をお送りください。
地盤、ハザード、建物、眺望、周辺環境まで、
その一件として見ます。
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