【第1回】湾岸の地名・昔の姿・神社仏閣——芝浦・浜松町・浜離宮・三田の画像

【第1回】湾岸の地名・昔の姿・神社仏閣——芝浦・浜松町・浜離宮・三田

【第1回】湾岸の地名・昔の姿・神社仏閣 芝浦・浜松町・浜離宮・三田 | blueblooded

BLUEBLOODED COLUMN / 地名シリーズ 第1回

湾岸の地名・昔の姿・神社仏閣
江戸から現代へ、街の記憶

芝浦 浜松町 浜離宮 三田

湾岸エリアのマンションを案内していると「このあたり、昔は何があったんですか?」とよく聞かれます。地名の由来、30年前の街の姿、そして今も残る神社仏閣——3回シリーズでお伝えします。街を知ることは、物件を知ること。第1回は芝浦・浜松町・浜離宮・三田の4エリアです。

SHIBAURA / 芝浦

PAST / 江戸〜昭和

漁場・工場・ディスコ

将軍への魚の献上地。大正〜昭和は東芝・NECの工場地帯。バブル期はジュリアナ東京が林立する「ウォーターフロントの聖地」へ。90年代は廃れたディスコ跡と工場・倉庫が混在する過渡期だった。田町東口を出ると暗い倉庫街が広がっていた。

芝浦 SHIBAURA

NOW / 2020年代

港区最高峰の資産性

芝浦アイランド4棟・ブランズタワー芝浦・キャピタルマークタワー・プラウドタワー芝浦が現在の顔。高輪ゲートウェイ開発が第二章を予告。供給が止まり希少性が増すエリア。

```
地名の由来

「芝の浦」が転じた名。室町時代1486年の文献『廻国雑記』に「芝ノ浦」として既出。芝草が生い茂る海岸を意味し、中世から江戸湾の重要な港だった。将軍への魚の献上地として「芝海老」「芝肴」の産地として名を馳せた。

⛩ 神社仏閣

御田八幡神社(港区三田2丁目)

創建709年(和銅2年)。芝浦・三田・港南の総氏神。江戸八所八幡宮の一社として徳川幕府から崇敬を受けた。石段を上ると港区とは思えない深い森が広がる。年2回(1月・5月15日)の「釜鳴神事」は全国的にも珍しい特殊神事で今も続く。

```
HAMAMATSUCHO / 浜松町

PAST / 元禄9年〜昭和

東海道の宿場・大名屋敷

遠江国(静岡)浜松出身の名主「権兵衛」が1696年に名主役を務めたのが由来。東海道の宿場町として大名行列が行き交い増上寺門前町として繁栄。90年代は世貿ビルが君臨するだけのサラリーマンの通過地点だった。

浜松町 HAMAMATSUCHO

NOW / 2020年代

再開発で急変中

ワールドタワーレジデンス(2024年築・46階・389戸)が世貿ビル跡地に誕生。浜松町駅直結2分。生活インフラは整備待ちだが将来性は湾岸随一。今が中古で入る最初のタイミング。

```
地名の由来

遠江国(現・静岡県)浜松出身の名主「権兵衛」が1696年(元禄9年)にこの地の名主役を務めたことに由来。個人の故郷が東京の地名になった珍しいケース。江戸時代から東海道の要衝として、大名行列が行き交う宿場町だった。

⛩ 神社仏閣

増上寺・芝大神宮・芝東照宮

増上寺(1393年創建)は徳川家の菩提寺。6将軍が眠る。芝大神宮は「関東のお伊勢様」1005年創建。伊勢神宮の祭神を祀り江戸市民の参拝が絶えなかった。芝東照宮(1617年創建)には家康が自ら命じた等身大の木像がご神体として祀られる。東京タワーと大殿が重なる風景は和と近代の象徴。

```
HAMARIKYU / 浜離宮

PAST / 1654年〜明治

将軍の鴨場・潮干狩り

1654年、4代将軍家綱の弟・甲府宰相の別邸「甲府浜屋敷」として始まる。6代将軍家宣が「浜御殿」に整備し、鷹狩り・鴨猟・潮干狩りの御庭に。今も残る「鴨場」はその遺構。明治維新後は皇室離宮「浜離宮」に。

浜離宮 HAMARIKYU

NOW / 2020年代

400年続く庭園

1945年東京都に下賜され都立庭園として一般公開。ワールドタワーレジデンスの窓から見える庭園の緑は江戸時代から400年続く景色。ウォーターズ竹芝と一体で再開発が進む。

```
地名の由来

「浜御殿」として徳川将軍家が代々利用した御庭が明治維新後に皇室の「離宮」となり「浜離宮」と改称。1945年に東京都に下賜。地名というより施設名だが、このエリアのアイデンティティを最もよく表す名前として今も用いられる。

```
MITA / 三田

PAST / 鎌倉時代〜昭和

大名屋敷・学生街

鎌倉時代から文献に登場する港区最古級の地名。江戸時代は大名・旗本屋敷が広がる武家地。明治以降は慶應義塾が移転し学問の街に。90年代は慶應生の居酒屋・古書店・雀荘が並ぶ典型的な学生街。旧国鉄田町電車区が田町の原風景だった。

三田 MITA

NOW / 2020年代

慶應×大企業の街

msb田町(田町ステーションタワー)が2013年廃止の旧田町電車区跡に誕生。慶應義塾・大使館・外資企業が共存するインターナショナルなエリア。グローバルフロントタワーが芝浦側のランドマーク。

```
地名の由来

由来は今も諸説あり確定していない。「水田(みた)」が転訛したという説、武蔵国の豪族「三田氏」に由来するという説などが並立。少なくとも鎌倉時代には「三田」の地名が文献に登場しており、港区の地名の中でも最も古い部類に入る。謎が多いのも、古い地名ならでは。

⛩ 神社仏閣

御田八幡神社(芝浦と共通)/済海寺

済海寺(さいかいじ)は1845年に日本最初のフランス領事館が置かれた寺。初代フランス領事ジョセフ・ラファエルが着任した歴史を記念碑が伝える。幕末・明治の激動期、日本と西洋が最初に公式接触した場所の一つ。慶應義塾構内に隣接する。

```

湾岸タワーマンションについてのご相談は
お気軽にbluebloodedまでどうぞ。
ポータルには出ない現場の情報をお伝えします。

お問い合わせ・LINE相談

第2回は月島・佃・勝どき・晴海をお伝えします。第3回は豊洲・有明。3回シリーズをあわせてお読みいただくと、湾岸9エリアの歴史の地図が頭に入ります。

株式会社blueblooded 田町・芝浦サロン
代表取締役 松村 健一

湾岸タワーマンション専門仲介 / 仲介専門・両手なし