
赤羽橋のマンションから望む芝公園と東京タワー|眺望・借景と芝の街を考える|blue blooded
芝公園と東京タワーを、借景にする。
赤羽橋のマンションから。
バルコニーの先まで含めて、一つの住まいを見る。
赤羽橋で、 芝公園至近のマンションをご案内したときのことです。
バルコニーへ出ると、 目の前に芝公園の緑。
そして、その先に東京タワー。
東京タワーだけが見えるのではありません。
芝公園の緑が広がり、 その上に東京タワーが立っている。
まさに、 「借景」という言葉が似合う眺めでした。
芝公園の緑と、
その先の東京タワー。
それも、この部屋の景色になる。
専有面積には、
バルコニーの先は入らない。
マンションを比較するとき、 まず数字を見ます。
専有面積。 間取り。 階数。 方角。 築年数。
もちろん、 どれも大切です。
でも、 実際に部屋へ行かなければ分からないものがあります。
窓を開けたときに、 何が見えるのか。
バルコニーに立ったとき、 どれくらい空が広がるのか。
そして、 その景色を毎日見るとしたら、 どんな暮らしになるのか。
これは、 物件概要の「○㎡」には入りません。
でも住んでからは、 毎日目に入ります。
部屋の広さと、
暮らしたときに感じる広さは、
必ずしも同じではない。
芝公園という緑があるから、
東京タワーがさらに生きる。
この眺望で印象的だったのは、 東京タワーだけではありません。
手前に芝公園があることです。
都心のマンションから 東京タワーが見える部屋はいくつもあります。
でも、 大きな緑を手前に置いて 東京タワーを見る景色は、 また違います。
建物が連続する都心の中で、 緑が一度視界を開いてくれる。
その先に、 東京タワーがある。
この順番がいい。
この景色は、
「芝」という街の上にある。
そして、 この場所をもう少し広く見ると、 景色の意味が変わってきます。
芝公園。
増上寺。
東京タワー。
芝大門。
浜松町。
三田。
この一帯には、 新しい東京と古い東京が重なっています。
だから私は、 マンションだけを見るより、 そのマンションが立っている街まで見た方が 不動産は面白いと思っています。
芝・芝浦・浜松町は、どういう街だったのか。
地名の由来、浜松町・浜離宮・三田、 そして現在の街につながる歴史をまとめています。
眺望を買うなら、
その先まで見る。
もちろん、 眺望について一つ注意があります。
今見えている景色が、 将来も必ず同じとは限りません。
目の前の土地。
建物との距離。
周囲の用途。
将来の建築可能性。
眺望を物件の魅力として考えるなら、 「きれいですね」で終わらせず、 なぜその景色が見えているのかまで見る。
その上で、 このバルコニーから見た 芝公園と東京タワーの借景は、 やはり印象に残るものでした。
物件を見る。
窓の外を見る。
そして、その街を見る。
部屋の中だけでは、
分からないことがあります。
間取り、眺望、街、そして将来。
一件を、その周りまで見て考えます。
物件より先に、お話を。