
インテル・ミラノ歴代ベストイレブン|ロナウドの時代から見てきたファンが選ぶ最強の11人と監督評価
インテリスタの不動産論|第六弾
インテル・ミラノ歴代ベストイレブン|ロナウドの時代から見てきたファンが選ぶ最強の11人と監督評価
※ここで言うインテルは、イタリア・ミラノのサッカークラブ「FCインテルナツィオナーレ・ミラノ」(Inter Milan)。半導体メーカーのIntel(インテル)とは別物である。
好きな選手は、全員である。
それでも、11人だけ選ぶ。
ブラジルの怪物ロナウド(ロナウド・ルイス・ナザーリオ・ジ・リマ)がやって来た頃から、インテル・ミラノを見てきた。勝てない年も、5月5日の涙も、三冠の夜も、オーナーが替わる日も。その中から、ベストイレブンを選んだ。悩んだが、選んだ。
先に結論。システムは4-3-2-1、いわゆるクリスマスツリー。
GKジュリオ・セーザル(ジュリオ・セーザル・ソアレス・エスピンドラ)。DFはマイコン(マイコン・ドウグラス・シセナンド)、ミラン・シュクリニアル、アレッサンドロ・バストーニ、フェデリコ・ディマルコ。中盤の3枚はスナイデル、エステバン・カンビアッソ、ハビエル・サネッティ。2シャドーにラウタロ・マルティネスとロベルト・バッジョ。1トップはズラタン・イブラヒモビッチ。
三冠のチームの骨格と、今のインテルの柱を合わせた11人である。ロナウドは入れなかった。
インテル・ミラノ 歴代ベストイレブン(4-3-2-1)
| 位置 | 選手 | インテル在籍 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| GK | ジュリオ・セーザル | 2005〜2012年 | 三冠のゴールを守ったブラジル代表 |
| DF(右) | マイコン | 2006〜2012年 | 三冠の右サイド。守って、上がって、また戻る |
| DF | シュクリニアル | 2017〜2023年 | 2021年スクデットの守備の柱 |
| DF | バストーニ | 2019年〜(主力として) | 今の守備の中心。左から運ぶ |
| DF(左) | ディマルコ | 2021年〜(主力として) | インテルの育成出身。左足のクロス |
| MF | サネッティ | 1995〜2014年 | クラブ最多出場のキャプテン。永久欠番4 |
| MF | カンビアッソ | 2004〜2014年 | 中盤の底で全部を拾う三冠の頭脳 |
| MF | スナイデル | 2009〜2013年 | 三冠の司令塔。加入翌日のダービーから主役 |
| シャドー | ラウタロ・マルティネス | 2018年〜 | 今のキャプテン。2023-24年セリエA得点王 |
| シャドー | バッジョ | 1998〜2000年 | 2年だけでも外せない至宝 |
| 1トップ | イブラヒモビッチ | 2006〜2009年 | 純粋な能力なら一番。在籍3年すべてでスクデット |
守備|三冠の壁と、今の守り
ゴールはジュリオ・セーザル。右サイドバックには、三冠の右サイドを一人で上下したマイコン。センターバックは、体を張り続けたシュクリニアルと、今の守備の中心バストーニ。左には、インテルの育成から出てきたディマルコを置いた。
中盤の3枚|スナイデル、カンビアッソ、サネッティ
サネッティは、個性の強い曲者ばかりのチームを長年まとめ続けたキャプテンだ。そのキャプテンシーは、数字に残らない一番の仕事だった。カンビアッソは中盤の底で、こぼれ球を全部拾う。
そしてスナイデル。レアル・マドリードから来て、加入が発表された翌日のダービーにいきなり先発し、インテルは4-0で大勝した。その日から三冠の司令塔だった。中盤の3枚に置けば、後ろからでも試合を動かせる。
2シャドーと1トップ|ラウタロとバッジョ、その上にイブラヒモビッチ
2シャドーは、ラウタロ・マルティネスとバッジョ。ラウタロは今のキャプテンで、2023-24年にセリエA得点王になり、20回目のスクデットを引き寄せた。バッジョのインテルでの時間は2年だけ。それでも、この人を外すことはできなかった。
その頂点に、イブラヒモビッチ。純粋な能力なら、この人が一番である。大きな体で足元がうまく、一人で試合を決めてしまう。インテルにいた3年間、毎年スクデットを取った。クリスマスツリーの一番上に置くなら、この人しかいない。
なぜロナウドが入っていないのか
私がインテリスタになったきっかけは、ロナウドだ。それでもベストイレブンには入れなかった。
理由は単純で、インテルでは、それほど結果を残せなかったからである。1998年のUEFAカップは取った。でもその後は膝の大けがが続き、2002年5月5日には、あと一勝でスクデットという試合を落としてベンチで泣いた(第一弾)。その夏、レアル・マドリードへ去った。
最高の選手だったことは間違いない。ただ、インテルのベストイレブンなら、インテルで何を残したかで選びたい。ロナウドは、私の中では別格の思い出として残しておく。
この11人に入れなかった選手たち
アルバロ・レコバとフリオ・クルス。後半から出てきて、インテル劇場の主役になった2人だ(第一弾)。クリスティアン・ビエリ、サミュエル・エトー、ディエゴ・ミリート、長友、ニコロ・バレッラ、ハカン・チャルハノール。選ばなかった選手のほうが、思い出は多いかもしれない。
インテル・ミラノの歴代監督|インテリスタの正直な評価
| 監督 | 在任 | ひとこと評価 |
|---|---|---|
| ルイジ・シモーニ | 1997〜1998年 | ロナウドとUEFAカップを取った |
| マルチェロ・リッピ | 1999〜2000年 | 口笛のおじいちゃん |
| エクトル・クーペル | 2001〜2003年 | よくやっていた。5月5日、あと一勝が届かず |
| ロベルト・マンチーニ | 2004〜2008年 | スクデットを取り続け、勝てるインテルに戻した |
| ジョゼ・モウリーニョ | 2008〜2010年 | 一番評価する。腹の据わった采配で三冠 |
| ラファエル・ベニテス | 2010年 | 駄目だった。その後の長い低迷を決めてしまった |
| アントニオ・コンテ | 2019〜2021年 | スクデット。ただ優勝の後チームはバラバラに |
| シモーネ・インザーギ | 2021〜2025年 | 立て直して今の土台をつくった。新しい戦い方 |
| クリスティアン・キヴ | 2025年〜 | 21回目のスクデット。有能かどうか、まだ分からない |
一番評価するのは、モウリーニョ
迷わずモウリーニョだ。腹が据わっていて、負けている試合ではセンターバックを最前線に上げてでも点を取りにいく。曲者ぞろいのチームを一つにまとめ、三冠まで連れていった。
駄目だったのは、ベニテス
モウリーニョの後を継いだのがベニテスだ。三冠の直後という難しい時期だったのは確かである。それでも、その後のインテルの長い低迷を決めてしまったような監督だった。半年でチームを去り、インテルはそこから何年も、勝てない時代に入っていく。
インザーギとコンテ
コンテは2021年にスクデットを取った。ただ、コンテのチームは優勝の後にバラバラになる。インテルも同じだった。
そこから立て直したのがインザーギである。相手に「簡単に点が取れそうだ」と錯覚させて前に出させ、自分たちは多彩なカウンターであっさり点を取る。ある意味で新しい戦い方をつくった監督だ。私はコンテより、インザーギを評価している(第五弾)。
リッピ、クーペル、そしてキヴ
リッピは、私の中では「口笛のおじいちゃん」だ。ユヴェントスでは名将だったが、インテルでは長く続かなかった。クーペルは、よくやっていたと思う。5月5日のあと一勝が届かなかったのは、監督だけの責任ではない。
今の監督キヴは、21回目のスクデットを取った。それでも、有能なのかどうか、まだよく分からない。10年ぶりくらいに十分な補強をもらった今季(第四弾)、チャンピオンズリーグで答えが見えてくると思っている。
11人を選ぶことと、家を選ぶこと
ベストイレブンを選ぶのは、楽しくて、難しい。好きな選手は全員だ。でも、11人しか選べない。
不動産の仕事で、お客様と条件を整理するときも少し似ている。希望は全部大事だ。でも、全部を一つの物件に求めることはできない。何を残し、何を譲るか。選ぶ基準がはっきりすると、答えも見えてくる(第三弾)。
参考・公式リンク
インテル公式サイト(Inter.it) ↗ インテル公式X(@Inter) ↗ Inter.it:殿堂入り選手 ヴェスレイ・スナイデル ↗ Goal:2010年チャンピオンズリーグ制覇のインテル、当時のメンバーは今? ↗不動産の話を、もう少し
予算内で良い家を見つけるには → 不動産は、物件から始めない|私たちの考え方 →※在籍年・成績は公開されている記録をもとにしています。選手と監督の評価は筆者個人の見方です。