
多摩川駅はどんな街?多摩川・武蔵野台地・多摩丘陵から地形を考える|blue blooded
多摩川駅を歩く。
台地と丘陵と川が重なる場所。
街を紹介した帰り、今度はその下にある地形が気になった。
多摩川駅周辺へ行ってきました。
駅を中心に街を見て、 周辺を歩く。
ここまでなら、 いつもの街紹介です。
でも帰り道、 改めてこの場所を地形として考えると、 かなり面白い場所にいることに気付きます。
多摩川があります。
こちら側には武蔵野台地。
川沿いには低地。
そして対岸へ目を移せば、 多摩丘陵へつながっていく。
一つの街を見ているつもりが、 大きな地形の境目を見ている。
武蔵野台地。
多摩川低地。
そして、多摩丘陵。
多摩川は、
ただ街の横を流れているわけではない。
川は、 長い時間をかけて土地を削り、 土砂を運びます。
その結果として、 台地と低地の境が生まれます。
東京の地図を平面で見ると、 駅と道路と住所が並んでいます。
でも地形として見ると、 街の見え方はかなり違います。
高い場所。
低い場所。
崖線。
川がつくった土地。
多摩川駅周辺は、 そうした違いを意識しやすい場所です。
北側は武蔵野台地。
川を越えれば、多摩丘陵へ。
東京西部の地形を大きく見ると、 多摩川は一つの大きな境界として見えてきます。
北側には武蔵野台地。
南西側には多摩丘陵。
そして、 その間を多摩川が流れています。
もちろん、 現実の地形は一本の線できれいに分かれるほど単純ではありません。
河岸段丘があり、 谷があり、 崖線があり、 低地があります。
だからこそ、 「この街は台地」 「この街は低地」 と駅単位で決めてしまうのではなく、 一件の住所まで見る必要があります。
武蔵野台地を、もう少し大きく見る。
武蔵野台地の範囲、谷、低地、埋没谷。 東京の住宅地を地形から見るための母艦記事です。
そして多摩川を上流へたどると、
玉川上水が始まる。
ここで、 もう一つ水の話がつながります。
玉川上水です。
玉川上水が多摩川駅の近くから 始まるわけではありません。
取水地点は、 ここからずっと上流の羽村です。
羽村で多摩川から水を取り入れ、 武蔵野台地を通って 約43km先の四谷大木戸まで水を運びました。
ここが面白いところです。
多摩川という自然の大河。
武蔵野台地という地形。
そして、 その地形を読んで人がつくった玉川上水。
一つずつ別の話に見えますが、 水と土地という視点から見ると、 すべてつながっています。
川が土地をつくり、
人はその土地を読んで、
水の道をつくった。
不動産を見るときも、
平面だけでは見ない。
駅徒歩5分。
南向き。
70㎡。
3LDK。
それだけなら、 ポータルサイトで分かります。
でも、 その土地がどうできたのか。
台地なのか。
川沿いの低地なのか。
谷なのか。
昔の水の流れはどうだったのか。
そこまでは、 住所をもう一段深く見ないと分かりません。
川と上水を区別すると、地盤の見方も変わる。
仙川、千川上水、玉川上水。 自然の川と人工水路を分けながら、武蔵野台地を考えます。
東京は、平らではない。
地形の重なりの上に、
街がある。
地図の、その下まで。
駅、街、川、台地、地盤。
一件の背景まで見て考えます。
物件より先に、お話を。