
賃貸の不動産会社はどう選ぶ?|東京で部屋を探す前に知っておきたいこと
東京で賃貸マンションを探す。
1R。1K。1DK。1LDK。2LDK。3LDK。
家賃。
駅徒歩。
築年数。
ペット可。
駐車場あり。
条件を入れれば、物件は出てきます。
だから賃貸は、購入より簡単に見えるかもしれません。
でも実際に暮らすのは、間取り図の中だけではありません。
部屋の外まで含めて、賃貸です。
この記事では、まず一般的な賃貸の不動産会社の選び方。
次に、私ならどう選ぶか。
最後に、賃貸仲介の内側について書きます。
01|一般的な判断基準
一般的には、賃貸の不動産会社をどう選ぶか。
01|希望する地域を扱っているか。
東京の賃貸不動産会社といっても、得意地域は違います。
田町。
三田。
芝浦。
勝どき。
晴海。
豊洲。
地域によって賃料も、マンションの性格も変わります。
同じ田町駅を使う物件でも、三田側と芝浦側では街の雰囲気が違います。
賃貸では、希望する街を普段から扱っているかを見る。
02|希望する間取りを扱っているか。
1R・1Kを探す単身のお客様と、2LDK・3LDKを探すファミリーでは、見る物件が違います。
1DKや1LDKでも、一人暮らしなのか、二人暮らしなのかで変わります。
同じ家賃でも、
広さを取るのか。
新しさを取るのか。
駅距離を取るのか。
眺望を取るのか。
答えは違います。
「何LDKか」だけではなく、「そこでどう暮らすのか」まで見る。
03|初期費用と仲介手数料が分かるか。
賃貸では、家賃以外にも費用がかかります。
敷金。
礼金。
仲介手数料。
保証会社。
火災保険。
その他の契約時費用。
契約する前に、何にいくらかかるのか。
その金額に対して、何をしてくれるのか。
最初から確認して構いません。
仲介手数料の高い・安いだけではなく、費用全体を見る。
04|賃貸審査について説明できるか。
賃貸にも審査があります。
会社員。
経営者。
法人役員。
個人事業主。
法人契約。
海外居住者。
収入の形や契約形態によって、必要になる説明や書類が変わることがあります。
単純に、年収だけで決まるとも限りません。
希望する物件が見つかったあとで慌てるより、先に審査条件まで考えておく。
これも不動産会社を選ぶ一つの基準です。
05|レスポンスが適切か。
賃貸は動きが速いことがあります。
気になる部屋が出れば、内見や申込みの判断を短期間で求められる場合もあります。
だから、連絡の速さは重要です。
ただし、
速いことと、急がせることは違う。
必要な情報は早く伝える。
そのうえで、判断する時間はお客様に残す。
私は、この二つを分けて考えます。
06|部屋だけでなく、建物と街を見ているか。
賃貸でも、暮らすのは部屋の中だけではありません。
エントランス。
エレベーター。
ゴミ置場。
宅配ボックス。
駐輪場。
駐車場。
駅からの帰り道。
スーパー。
周辺の飲食店。
毎日の暮らしでは、こうしたものが効いてきます。
ペットがいるなら、散歩へ出やすいか。
車があるなら、駐車場のサイズや出庫のしやすさはどうか。
在宅勤務なら、間取りだけでなく周辺の音も気になるかもしれません。
賃貸だから、部屋だけ見ればいいわけではない。
一般論なら、ここまででも十分です。
地域。
間取り。
費用。
審査。
レスポンス。
建物と街。
ここまで見れば、賃貸の不動産会社を選ぶ基準としてはかなり整理できます。
物件数を優先するのもいい。
速さを優先するのもいい。
仲介手数料を比較するのもいい。
地域に詳しい会社を選ぶのもいい。
ただ、私自身なら、もう少し見ます。
02|私自身の考え
ここからは、私なら賃貸で何を見るか。
賃貸は、購入より短い付き合いに見えるかもしれません。
でも、その部屋では毎日暮らします。
だから私なら、
条件に合う部屋を出す人より、条件の理由を聞く人を選びます。
「なぜ、その条件なのか」を聞いてくれるか。
「1LDKで探しています。」
それだけなら、検索できます。
でも、なぜ1LDKなのか。
一人で広く暮らしたいのか。
二人で暮らすのか。
在宅勤務なのか。
荷物が多いのか。
数年後に家族が増える可能性があるのか。
理由が分かれば、1DKでもいいかもしれない。
逆に、2LDKまで広げた方がいいかもしれない。
条件を聞くより、条件が生まれた理由を聞く。
「ありません」で終わらないか。
ペット可がない。
大型車が入る駐車場がない。
希望する芝浦のマンションに募集がない。
予算内では2LDKが少ない。
そんなことはあります。
そこで終わるか。
募集を待つ。
隣のエリアまで見る。
築年数を少し広げる。
駅距離を変える。
別のマンションを比較する。
選択肢を組み直せるか。
物件がないときに、その不動産会社の仕事が見えます。
申し込む前に、気になることを言えるか。
賃貸はスピードが必要な場面があります。
だからといって、何でも申し込めばいいわけではありません。
「この家賃なら、私はもう一件比較したいです。」
「駅からの距離は、毎日だと少し気になるかもしれません。」
「この部屋はいいですが、駐車場条件まで確認しましょう。」
そういうことを言えるか。
気に入った物件ほど、見えなくなるものがあります。
急ぐことと、考えないことは違う。
03|不動産会社側から見えること
ここからは、賃貸仲介の内側の話です。
賃貸を数多く扱う会社には、明確な強さがあります。
物件数。
スピード。
効率。
条件がはっきりしていて、何件か見て早く決めたい方には、とても便利な仕組みです。
一方で、不動産会社も事業です。
賃貸では一件あたりの取引金額が売買より小さいこともあり、多くの案件を効率よく扱う仕組みが必要になります。
また、物件によって仲介会社側の報酬条件などが異なる場合があります。
それ自体が悪いわけではありません。
ただ、紹介された物件について一つ聞いてみてもいい。
「なぜ、この物件なんですか?」
駅距離なのか。
家賃なのか。
管理なのか。
眺望なのか。
審査との相性なのか。
それとも、他の候補と比較した結果なのか。
理由が説明できれば、判断材料になります。
紹介された物件を見るだけでなく、「なぜ紹介されたか」も見る。
SHIBAURA
田町・芝浦で賃貸を探している方へ。
芝浦は、同じ田町駅を使うマンションでも、場所と建物によって暮らし方がかなり変わります。
部屋を決める前に、暮らしを話してもいい。
1LDKがいい。
田町駅から10分以内がいい。
ペットと暮らしたい。
車も持っていきたい。
条件は、大切です。
でも、その条件には理由があります。
仕事。
家族。
生活時間。
休日。
これからのこと。
そこまで分かると、検索条件とは少し違う一件が見えてくることがあります。
物件より先に、暮らしを聞く。
賃貸でも、そんな探し方があっていいと思います。