
2億円タワーマンションの内装提案|40階南向き・眺望を活かすおすすめレイアウトと間接照明
2億円のタワーマンション。眺望を主役にした内装を考える
40階。
南向きの角住戸。
湾岸を一望する眺望。
価格は約2億円。
今回考えたのは、この住戸を購入するかどうかだけではありません。
「ここで、どう過ごすか」まで含めた内装計画です。
17.7畳のリビング・ダイニング。
天井高は約2,500mm。
そして、大きな窓の向こうに広がる景色。
すでに良いものを、全部変える必要はありません。
むしろ今回大切にしたのは、何を変えて、何を残すかでした。
タワーマンションの内装は、眺望から考える
タワーマンションのリビングでおすすめのインテリアを考えるとき、私は家具や壁紙から先に決めません。
まず、窓を見ます。
どちらに景色が抜けているのか。
昼と夜でどう見えるのか。
ソファに座ったとき、どこに景色があるのか。
テレビを見る方向と、窓を見る方向が競合しないか。
特に高層階では、眺望そのものが住戸の大きな価値になっています。
今回の40階南向き角住戸もそうでした。
だから、内装を主役にはしません。
眺望を主役にしたまま、住む人の個性を空間に宿す。
そこから考えました。
湾岸タワーマンションは、同じ建物、同じ階数でも向きや前面建物によって眺望がかなり変わります。
触らなくていいところには、触らない
今回の住戸は、リビング・ダイニングの白いクロス、水回り、フローリングなどが良好な状態でした。
そこで、全部をリフォームする考え方は取りませんでした。
すでに良いものは、そのまま使う。
そして、変えることで空間の印象が大きく変わるところへ予算を使います。
中古マンションを購入すると、せっかくだから全部きれいにしたくなることがあります。
ただ、費用をかけた分だけ住みやすくなるとは限りません。
今回の内装計画では、約90万円から約290万円まで、内容の違う複数のプランを検討しました。
予算ありきではなく、どこにお金を使えば、この住戸が一番良くなるかから考えています。
リビングの突端を、シアターウォールへ
最も大きく印象を変えられると考えたのが、リビング奥の壁です。
既存のキャビネット。
壁掛けテレビ。
ゲーム機。
スピーカー。
そして大量に発生する配線。
それぞれを別々に置けば、せっかくの大きなリビングが雑然として見える可能性があります。
そこで、壁面全体を一つのシアターウォールとして考えました。
おすすめ案|キャビネット統合型
現実的な第一案は、既存キャビネットを活かす方法です。
キャビネットをベースとして使い、その上に大型テレビを壁掛け。
PS5やNintendo Switchなどのゲーム機を収納し、サブウーファーやAV機器もまとめます。
そして、できるだけ配線を見せない。
想定した費用は約40万~65万円。
既存のものを活かしながら、見た目と機能を整理する。
費用と効果のバランスでは、この案をおすすめしました。
上位案|フロート+フラット型
もう一つは、既存キャビネットを撤去する案です。
奥行きを抑えたフロートボードを造作。
壁面には質感のある素材を使い、テレビやスピーカーもできるだけ壁面と一体化させます。
床から浮かせることで、リビングの奥行きが出ます。
そして夜は、テレビの映像と40階からの夜景が一つの空間に入ってくる。
家具を増やして豪華にするのではなく、余計なものを消して上質にする考え方です。
タワーマンションのおすすめ照明は、一灯ではなくシーンで考える
内装提案でかなり重要なのが、照明です。
17.7畳のリビング・ダイニング全体を、一つの照明で均一に明るくする必要はありません。
食事をするとき。
映画を見るとき。
ゲームをするとき。
夜景を見るとき。
過ごし方によって、必要な光は違います。
そこで今回おすすめしたのが、ゾーン分割照明です。
LDとダイニングで、光を分ける
リビング側とダイニング側で照明回路を分けます。
リビング側は調光できるようにする。
映画やゲームのときにはリビングを暗くする。
食事のときには、ダイニングとペンダント照明を中心に明るくする。
同じリビング・ダイニングでも、光を変えるだけで空間の表情はかなり変わります。
このゾーン分割照明については、約35万~45万円程度のプランを検討しました。
間接照明は、夜景と室内をつなぐ
テレビボードの下面に間接照明を入れる案も検討しました。
強い光ではありません。
夜、天井のダウンライトを落としたときに、床や壁に柔らかく光が残る程度です。
40階の夜景が窓の外にある。
室内には低い位置から柔らかい光がある。
窓の外と室内が分断されず、一つの景色になります。
ミラー、壁面、照明。全部、眺望のための脇役
今回検討した内装には、ミラー、壁面素材、間接照明などがあります。
ただ、どれも主役ではありません。
ミラーは奥行きを出すため。
壁面は空間に質感を加えるため。
間接照明は夜景を引き立てるため。
すべて、窓の外にある景色をより美しく見せるための脇役です。
眺望を主役にしたまま、上質さを足す。
この住戸には、それが合っていると考えました。
物件価格だけでなく、購入後まで考えて物件を見る
中古マンションを探すとき、価格、面積、階数、方角だけで比較することがあります。
もちろん、それも大切です。
でも、購入した後にどんな家具を置けるのか。
テレビはどこに置くのか。
照明を変えたらどうなるのか。
壁をどう使えるのか。
そこまで想像すると、物件の見え方は変わります。
購入前から内装の可能性を考えておけば、内見時に確認する場所も変わります。
内見ではどこを見るか|物件を比較するときのチェックポイント →
広さが変われば、提案も変わる
今回のような約2億円の高層タワーマンションだけを扱っているわけではありません。
27㎡のワンルームでは、ベッド、テレビ、デスク、ヨガスペースまで含めて4つのレイアウトを考えました。
27㎡ワンルーム|おすすめレイアウトを4つの使い方から考えた事例 →
20代のご夫婦への賃貸提案では、2LDKという間取りだけではなく、仕事、当直、車、アウトドア、帰宅動線まで見てテラスハウスをご提案しました。
20代夫婦の2LDK賃貸選び|生活動線から考えた提案事例 →
価格も広さも違います。
でも、考え方は同じです。
物件を選ぶだけではなく、その先まで考える。
湾岸タワーマンションを比較する
芝浦・浜松町・月島のタワーマンションについてはこちらです。
勝どき・晴海・豊洲・有明についてはこちらで比較しています。
湾岸タワーマンション徹底比較【後編】勝どき・晴海・豊洲・有明 →
湾岸の地盤や液状化が気になる方はこちらもご覧ください。
この部屋なら、どんな内装がおすすめですか?
いま見ているマンションがあれば、物件URLや間取りを送ってください。
購入価格だけではなく、家具配置、照明、眺望、生活動線、内装まで含めて考えることができます。
その住戸に、どんな時間を重ねるか。
物件が決まる前から考えます。
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