
熊本で新築平屋4棟をご紹介|戸建ては、一棟ずつ見るところが違う
熊本で新築平屋4棟をご紹介|戸建ては、一棟ずつ見るところが違う
熊本で、新築平屋4棟をご紹介しました。
今回は専任返しでお預かりした新築戸建てです。
良い土地に、使いやすい間取りで配置された平屋でした。
ただ、戸建てを実際に見ていると、マンションとはずいぶん違うと感じます。
同じように見える新築戸建てでも、一棟ずつ顔が違います。
図面上の間取りや価格だけを比べても、なかなか分かりません。
だから戸建ては、建物そのものだけではなく、土地、道路、周囲の家、車の置き方、日当たり、生活動線まで、一つずつ見ていく必要があります。
「新築だから大丈夫」とは考えない
新築戸建てというと、古い建物のような問題はないと思われるかもしれません。
もちろん、新築には新築の良さがあります。
ただ、完成した建物を実際に見ると、図面だけでは気づかなかったことが見えてきます。
例えば2×4工法など、建物の構造や工法について説明を受けることはできます。
それでも、実際に建物が完成し、その中を歩いてみないと分からないことがあります。
扉を開ける。
家具を置く。
洗濯物を運ぶ。
買い物から帰って、車から荷物を降ろす。
朝起きてから外出するまで、家の中をどう動くのか。
「建物として問題がないか」と「実際に暮らしやすいか」は、同じではありません。
戸建ては、土地まで含めて一つの物件
マンションの場合、同じ建物であれば共通する部分がかなりあります。
管理組合、共用部、建物構造、修繕計画などです。
もちろん住戸ごとの違いはありますが、建物そのものは共有しています。
戸建ては違います。
一棟ごとに土地が違います。
接している道路も違う。
隣の家も違う。
高低差も違う。
日当たりも違う。
車の出し入れも違います。
だから私は、戸建てを見るときには建物だけを見ないようにしています。
土地や地盤についての考え方はこちらにもまとめています。
熊本と東京では地質も災害リスクも同じではありませんが、建物だけではなく、その建物が建っている土地まで見るという考え方は変わりません。
地方では「車をどう使うか」がかなり大きい
熊本で平屋を見ると、東京とは住宅を見る基準も変わります。
地方では持ち家の戸建てが生活の中心になる地域があります。
そして、車を一台ではなく、複数台所有するご家庭も珍しくありません。
そうなると駐車場は単なる付帯設備ではありません。
日常生活そのものです。
夫婦それぞれが車を使う。
子どもが大きくなれば、さらに一台増えるかもしれない。
来客用のスペースが必要になることもある。
何台停められるかだけではなく、前後に並べるのか、横に並べられるのか。
一台を動かさないと、もう一台が出せないのか。
道路から駐車場へ入りやすいか。
雨の日に車から玄関までどう歩くのか。
東京のマンションを見るときとは、確認する順番まで変わります。
熊本では、平屋という選択が自然に出てくる
東京で住宅を探していると、限られた土地をどう使うかという発想になりやすく、2階建て、3階建ての戸建ても多く見ます。
一方、土地に余裕を取りやすい地域では、平屋という選択肢が現実的になります。
階段がない。
生活が一つの階で完結する。
洗濯、料理、入浴、寝室までの動線も作りやすい。
年齢を重ねた後の暮らしまで考えやすい。
ただし、「平屋だから暮らしやすい」と決めつけることもできません。
敷地に対して建物をどう置いたか。
窓がどちらを向いているか。
駐車スペースとの関係はどうか。
隣家との距離はどうか。
同じ間取りでも、土地への置き方によって暮らしやすさは変わります。
面白かったのは、「静かなら人気」とも限らないこと
今回、地方の住宅を見ながら面白いと感じたことがあります。
住宅なら、とにかく静かな場所の方が人気がある。
東京にいると、そんなイメージを持つことがあります。
ところが、必ずしもそうではありません。
ある程度、人や車の動きがある場所を好む方もいます。
幹線道路に近い。
線路が近い。
人の気配がある。
一般的にはマイナス条件として語られがちなものでも、地域や暮らし方によって受け止め方が違います。
車での移動が中心なら、幹線道路への出やすさは利便性になります。
あまりに静かな場所より、人の気配がある方が安心すると感じる方もいます。
不動産の「良い環境」は、全国共通ではありません。
ここは、実際に地方の物件を扱うとよく分かります。
東京の物差しだけで、地方の不動産を見ない
株式会社blue bloodedは、田町・芝浦を拠点にしています。
普段は港区や東京湾岸のマンションをご案内することが多くあります。
ただ、九州へ行くこともあります。
特に九州では、買取再販に関係する案件で現地を見ることがあります。
東京から資料だけを見て、東京の感覚で判断してしまうと、その地域で本当に選ばれている住宅像を見誤ることがあります。
だから、必要なら現地へ行きます。
田町の不動産会社ですが、案件によっては全国へ|出張で現地を見る理由 →
地方不動産では、融資にも地域差がある
地方の不動産を扱っていると、もう一つ東京との違いを感じるのが金融機関です。
物件が良ければ、全国どこでも同じように融資を受けられるわけではありません。
金融機関の営業区域や、購入する方の居住地によって、相談できる金融機関そのものが変わることがあります。
熊本の投資用不動産をご購入いただいた際には、利回り10%を超える物件でありながら、融資先を探すことにかなり苦労しました。
熊本の投資用不動産|利回り10%超でも難しかった融資の話 →
住宅と投資用不動産では融資の考え方は異なりますが、物件だけでは購入は完結しないという点では同じです。
金利や融資と不動産についてはこちらでも書いています。
新築戸建てでも、一棟ずつ見る
新築だから。
平屋だから。
間取りがきれいだから。
それだけで決めることはありません。
建物を見る。
土地を見る。
道路を見る。
車の置き方を見る。
周囲を見る。
そして、そこで実際に生活する姿を考える。
戸建てには、一棟ずつ違う顔があります。
図面では同じように見えても、現地に立つと違う。
そこが戸建ての面白さでもあり、難しさでもあると思っています。
この戸建て、どこまで見ればいいですか?
いま検討している新築戸建てや中古戸建てがあれば、物件URLや販売図面を送ってください。
建物だけではなく、土地、道路、地盤、生活動線、資金計画まで一緒に見ます。
他社サイトで見つけた物件でも構いません。
すでに他社で紹介を受けていて、「この物件でいいのか」と迷っている場合には、別の視点から見ることもできます。