高輪ゲートウェイ駅は今どうなっている?|山手線から京浜東北線へ乗り換えて見えた新しい東京の画像

高輪ゲートウェイ駅は今どうなっている?|山手線から京浜東北線へ乗り換えて見えた新しい東京

地盤と、街のなりたち

今日、山手線から京浜東北線へ乗り換えるため、 高輪ゲートウェイ駅で降りました。

何度か通ったことのある駅ですが、 改めて駅の中を歩き、ホームの向こうを眺めてみると、 田町や品川とは少し違う空気があります。

最初に感じたのは、 思っていたより、人が少ない。

そしてもう一つ。

駅だけではなく、街全体がまだ新築のように見える。

大きな駅舎。 高い天井。 ガラスの向こうに見える新しい建物。 整えられた植栽。

これだけ大きな都市開発でありながら、 長く使われてきた街にあるような生活の痕跡は、 まだそれほど多くありません。

駅というより、 新しい街が、今まさにつくられている途中。

そんな印象を受けました。

高輪ゲートウェイ駅の駅舎とガラス張りの構内
高輪ゲートウェイ駅。大きなガラス面と高い天井が印象的です。

山手線から京浜東北線へ。

今回は、高輪ゲートウェイ駅そのものを見に来たわけではありません。

山手線から京浜東北線へ乗り換えるために、 途中で降りただけでした。

それでも、駅の中から外を見ると、 つい足を止めたくなります。

ホームの向こうには何本もの線路が並び、 そのさらに向こうには高層ビルが見えます。

東京の中心部にありながら、 線路と空がこれだけ大きく見える駅も、 それほど多くありません。

高輪ゲートウェイ駅から見た線路と品川方面の街並み
駅から見える線路と街。新しい建物と鉄道が同じ視界に入ります。

まだ、完成した街ではない。

高輪ゲートウェイを歩いていて面白いのは、 「完成した新しい街」を見ている感じがしないことです。

むしろ、 これから人が入り、店が増え、時間が積み重なっていく街。

そんな余白があります。

田町には田町の時間があります。

芝浦には、運河と倉庫街から住宅・オフィス街へ変わってきた時間があります。

品川にも、新幹線やオフィス街として積み重なってきた時間があります。

高輪ゲートウェイは、その間に突然現れた、 まだ新しい街です。

数年後に同じ場所から写真を撮れば、 今日とはまったく違う景色になっているかもしれません。

高輪ゲートウェイ駅から見た田町芝浦方面の線路と街並み
何本もの線路の向こうに街が続きます。田町・芝浦、品川と連続する東京南部の風景です。

ところが、この新しい街の地下から150年前の東京が現れた。

見た目は新しい高輪ゲートウェイですが、 この場所には、東京の鉄道の歴史が眠っていました。

1872年。

日本で最初の鉄道が、新橋と横浜の間を走り始めます。

現在の田町から高輪付近では、 当時の海岸線と土地利用の関係から、 海上に築堤をつくり、その上に線路を通しました。

それが、 高輪築堤です。

そして約150年後。

高輪ゲートウェイ周辺の工事によって、 その石垣が再び姿を現しました。

新しい街をつくろうとして地面を掘ったら、 日本最初期の鉄道の痕跡が出てきた。

東京で最も新しい街の一つと、 日本で最も古い鉄道の記憶が、 同じ場所に重なっています。

なぜ日本最初の鉄道はここを走った?|新橋から多摩川まで、1872年の海岸線・高輪築堤をたどる →

そして一駅先の品川から、新しい夜行列車が走る。

高輪ゲートウェイ駅から一駅先は、品川です。

その品川から、また新しい鉄道の物語が始まろうとしています。

ルナ・アズール。

JR東日本が、 2027年度の運行開始を予定している新しい列車です。

春から秋には品川から青森へ向かう夜行列車として、 冬には品川から長野原草津口方面へ向かう昼行列車として運行される予定です。

先日このブログでもルナ・アズールについて書きましたが、 想像していた以上に多くの方に検索されています。

考えてみれば、 その東京側の出発点となる品川は、 高輪ゲートウェイのすぐ隣です。

今日見た、まだ新築のような高輪ゲートウェイ。

その隣からは、新しい夜行列車が走る予定です。

そして品川の地下では、 さらに次の鉄道計画も進んでいます。

ルナ・アズール|品川から青森へ、新しい夜行列車の記事を見る →

高輪ゲートウェイ、品川、そしてリニア。

この場所を一つの駅だけで見ると、 高輪ゲートウェイという新しい駅の話で終わります。

しかし少し視野を広げると、 違う景色が見えてきます。

浜松町。

田町・芝浦。

高輪ゲートウェイ。

品川。

そして大井町。

東京南部では、 駅と街の更新が連続して進んでいます。

品川ではリニア中央新幹線の建設も進み、 周辺では鉄道だけでなく街そのものが大きく変わろうとしています。

駅ができてから街が変わるのか。

街が変わるから駅が変わるのか。

高輪ゲートウェイを歩いていると、 その両方が同時に起きているように見えます。

広域品川圏とは?|品川・高輪ゲートウェイ・田町・芝浦・浜松町・大井町を見る →

リニア中央新幹線と品川のこれからを見る →

鉄道を追うと、街の成り立ちが見えてくる。

このブログでは、不動産だけではなく、 鉄道から東京の街を見る記事を何本か書いてきました。

理由は単純です。

東京の街は、 鉄道と切り離して考えることが難しいからです。

駅ができる。

人が集まる。

住宅地がつくられる。

商店街が生まれる。

そして何十年、何百年という時間をかけて、 現在の街になります。

高輪ゲートウェイは、田町の隣駅です。

私たちblue bloodedの拠点は、田町・芝浦です。

田町駅から山手線で一駅。

高輪ゲートウェイ。

さらに一駅進めば、品川。

今日、乗り換えのために降りただけの駅でしたが、 改めて歩いてみると、 この三つの駅は別々の街として見るより、 一つの大きな変化の中で見た方が分かりやすいのかもしれません。

150年前には、海の上を鉄道が走った場所。

今は、その上に新しい駅と街ができています。

そしてこれから、 その景色はさらに変わっていきます。

数年後、もう一度同じ場所から写真を撮ってみたいと思います。

TAMACHI / SHIBAURA

田町・芝浦から、街を見ています。

物件だけではなく、駅、鉄道、地形、歴史。
街を知るところから、不動産を考えます。

田町の街と不動産を見る

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