なぜ私は芝浦・田町に事務所を構えたのか——インテリスタ不動産屋が語る、この街を選んだ理由
株式会社blueblooded代表の健一です。
今回は少し趣向を変えて、なぜ私がこの芝浦・田町エリアに事務所を構えたのか、その理由を書こうと思います。不動産の話というより、私自身の話です。ただ、読んでいただければ、bluebloodedがどういう会社なのかが、どんな会社概要ページよりも伝わると思っています。
金融業界にいた人間が、なぜ不動産屋になったのか
もともと私は、不動産とは別の世界にいました。金融業界です。数字を読む仕事、市場を見る仕事、お客様の資産と向き合う仕事——その経験は今も、不動産の仕事の根幹になっています。
金融の世界で骨身に染みたことがあります。「売り手と買い手の間に立つ人間の誠実さが、すべてを決める」ということです。情報の非対称性が大きい世界では、仲介する側の姿勢ひとつで、お客様が得をするか損をするかが決まる。これは金融も不動産も、まったく同じです。
その後、不動産業界に転じ、現場で実務を学ぶ機会を得ました。しかしそこで目にしたのは、自分が金融時代に嫌悪していたものと、同じ光景でした。
修行先で見た、業界の現実
現場では多くを学びました。ただ同時に、忘れられない場面がいくつもあります。
月末が近づくと、空気が変わります。ノルマの達成が最優先事項になり、お客様にとって最善とは言えない物件が、なぜか急に「おすすめ物件」になる。資産性が低い、立地に難がある、価格が割高——そういった物件でも、在庫を動かすために積極的に紹介される。
お客様は情報を持っていません。紹介された物件が本当に自分に合っているのか、市場の中でどういう位置づけなのか、判断する材料がない。だから信じて買う。そして後になって気づく。
成約が決まった瞬間、社内が盛り上がります。数千万円の買い物をしたお客様が、知らないうちに損をする物件を掴まされているにもかかわらず、売った側は祝福される。その光景を、私は何度も目にしました。
悪人がいたわけではありません。ノルマとインセンティブの設計が、そうさせてしまう構造になっていた。個人の良心より、組織の論理が勝る——それが、ああいった会社の実態です。
私はその構造の中で働き続けることができませんでした。
港区の中で、芝浦・田町だけが持っているもの
独立を決めたとき、エリアの選択は慎重に行いました。
港区といえば、六本木、麻布、白金、青山が浮かびます。華やかで洗練されたエリアです。芝浦・田町は、そのどれとも違います。キャピタルマークタワー、芝浦アイランド、グローバルフロントタワーといった大規模タワーマンションが立ち並びながら、街全体にどこか落ち着きがある。運河沿いを歩いていると、都心にいることを忘れそうになる瞬間があります。
港区の中で最も地に足がついた街、と私は思っています。派手さより静けさ、見栄より実質——この街の性格は、自分がやりたい仕事と重なっていました。
そして何より、このエリアにお客様の側に立って動く仲介専門の会社が存在していなかった。田町駅周辺の不動産仲介は大手チェーン店が中心で、回転率とノルマが優先される構造は、修行先で見てきたものと変わりません。湾岸タワーマンション専門を謳いながら、両手取引や物件の囲い込みが常態化しているケースも少なくない。お客様が「相談した」と思っている相手が、実は自社の利益を最優先に動いている——そういう構造が、この街にも温存されていました。
それが、bluebloodedをここに作った最大の理由です。
仲介専門にこだわる理由
bluebloodedは、都内では売買・賃貸ともに仲介専門です。自社で物件を仕入れて販売する動きはしません。
理由はシンプルです。自分が売りたい物件を持った瞬間に、中立性が失われるからです。
仲介専門であれば、市場に出ているすべての物件をフラットに比較してお客様に提案できます。「この物件はやめておいた方がいい」とはっきり言うことができます。修行先で見てきた光景を、自分の会社では絶対に再現しない。その一点から、このビジネスモデルを選びました。
両手取引もしません。売主と買主の両方から手数料を受け取る構造では、どちらかの利益を完全に優先することが原理的にできないからです。数千万円、数億円の決断をするお客様に、本当の意味で寄り添うためには、この一線を守ることが不可欠だと考えています。
インテルと、負けた翌日の話
私はインテル・ミラノのサポーターです。バッジョとロナウドがいた時代からのインテリスタで、Xのプロフィールには「負けた翌日も、全力で動く不動産屋。」と書いています。
修行先での経験は、正直しんどいものでした。それでも腐らずにいられたのは、負けても次の試合に向けて準備し続けるインテルの姿勢が、どこかで支えになっていたからかもしれません。儲け主義ではなく、長期で信頼を積む。それがbluebloodedのスタイルであり、インテルから学んだことでもあります。
田町・芝浦・湾岸エリアで、本当の意味での仲介を探している方へ
「大手に相談したけど、なんとなく押しつけられた感じがした」
「両手取引じゃない会社を探している」
「自分の味方になってくれる不動産屋を探している」
そういった方に、bluebloodedは向いていると思います。
芝浦・田町・港区のタワーマンション、湾岸エリアの売買・賃貸・投資について、まずはお気軽にご相談ください。
営業電話はしません。相談だけでも歓迎です。