
家の買い時はいつ?ご紹介から引渡しまで半年間のマンション購入を終えて|blue blooded
半年間のお取引を終えて。
家の「買い時」について思うこと。
ご紹介から引渡しまで。そして、お疲れ様の会食へ。
ご紹介から始まったお客様とのお取引が、 無事に引渡しまで終わりました。
そこでこの日は、お疲れ様の会食へ。
物件を探している間は、 エリアや価格、住宅ローン、契約のことなど、 どうしても不動産の話が中心になります。
それが全部終わってから、 食事をしながらゆっくり話す。
私は、こういう時間が好きです。
ご紹介をいただいてから、 物件を探し、契約をして、引渡しまで約半年。
最初にお話を伺ったときは、 正直、もう少し時間がかかるかもしれないと思っていました。
途中で検討するエリアも変わりました。
もちろん、いつも通り、 しんどいこともたくさんありました。
でも、終わってみれば約半年。
売買として見れば、 特別に長いわけでもありません。
振り返ってみれば、 ごく一般的な流れの中で、 きちんと一件が決まったという印象です。
半年かかった。
というより、半年で決まった。
不動産売買をしていると、 やはり「決まるものは決まる」と感じます。
では、何が違うのか。
この一件を振り返りながら、 家を買うときによく聞かれる 「今は買い時なのか」ということについて、 少し書いてみたいと思います。
最初に考えていた場所で、
買うとは限らない。
家を探し始めるとき、 多くの方には最初の希望があります。
エリア。
広さ。
予算。
駅からの距離。
築年数。
もちろん、そこから始めます。
ただ、実際に街を歩き、 物件を見て、価格を見ていくと、 希望が少しずつ変わることがあります。
今回のお客様もそうでした。
検討するエリアが変わり、 選択肢も変わっていきました。
これは、必ずしも迷走しているということではありません。
実際の物件を見ることで、 「自分にとって何が大切なのか」が 少しずつはっきりしていく。
最初に書いた条件表より、 途中から見えてきた希望の方が、 本当の希望だったということもあります。
だから私たちは、 最初に伺った条件だけで物件を当てはめていくより、 途中で変わっていく希望も含めて一緒に考えます。
「今は買い時ですか。」
不動産のご相談で、 よく聞かれる質問があります。
「今は、家の買い時でしょうか。」
金利が上がるかもしれない。
マンション価格が下がるかもしれない。
もう少し待てば、 良い条件で買えるかもしれない。
どれも、考える価値のあることです。
私たち自身、 金利や地価、成約価格、在庫など、 市場の数字はかなり細かく見ています。
ただし、 市場を考えることと、 「その方が今、家を買うべきか」は別の話です。
では、いまの東京市場は実際どうなのか。
成約件数、在庫、高額帯の取引。 2026年の東京マンション市場を実際の数字から見ています。
「今は買い時か。」
それだけを考えていると、
なかなか決められない。
売買の仕事をしていると、 やはり「決まるものは決まる」と感じます。
これは、 勢いで買えばいいという意味ではありません。
むしろ逆です。
自分がなぜ買うのか。
何を優先するのか。
どこまでなら負担できるのか。
そして、その物件を買ったあと、 どんな暮らしをしたいのか。
そこが整理されている方は、 条件に合う一件が現れたときに判断できます。
一方で、 「もっと安くなるかもしれない」 「もっと良い時期が来るかもしれない」 だけを考え続けると、 判断の基準が自分ではなく相場になってしまいます。
金利が上がれば、不動産価格は下がるのか。
住宅ローン金利だけではなく、 日銀、インフレ、住宅価格の関係から考えています。
相場ではなく、
自分の時間で考える。
結婚する。
家族が増える。
子どもが学校へ入る。
転職する。
独立する。
今の家が手狭になる。
人が家を買う理由は、 政策金利やマンション相場だけで決まるものではありません。
しかも、相場の底がいつだったのかは、 後になって初めて分かります。
安くなるまで待った結果、 金利が上がることもある。
金利が下がるまで待っている間に、 欲しかった物件が売れてしまうこともある。
反対に、 急いで買う理由がない方なら、 無理に買う必要もありません。
だから私たちは、 誰にでも「今が買い時です」とは言いません。
市場にとっての買い時ではなく、
その人にとって、今買う理由があるか。
こちらの方が、 ずっと大切だと思っています。
それでも、大きな流れは知っておく。
地価、金利、供給、建築費。 一件の物件を見る前に、東京の不動産を大局から考えます。
もちろん、
途中はそんなにきれいではない。
こうして振り返ると、 ご紹介から約半年で物件が決まり、 契約をして、無事に引渡しを迎えた。
ごく一般的な不動産購入の流れに見えます。
でも、実際にその半年を進んでいる最中は、 そんなにきれいなものではありません。
いつものことですが、 しんどいことは、たくさんありました。
条件を考え直す。
エリアが変わる。
良いと思った物件を見送る。
お金のことを考える。
申込み、審査、契約、決済、引渡しへ進む。
一つひとつは、 不動産会社にとって日常的な仕事です。
それでも一件の売買を終えるまでには、 考えることも、気を遣うことも、 やはりたくさんあります。
ということは、
お客様は、もっとしんどい。
私たちは、 仕事として何度も経験しています。
でも、お客様にとって家を買うことは、 そう何度も経験することではありません。
大きなお金が動く。
この判断でいいのかと迷う。
家族とも話す。
仕事をしながら物件を見に行く。
書類を揃え、 審査を受け、 契約をする。
楽しいだけの半年ではありません。
だから、 不動産会社が余計な負担まで増やしてはいけないと思っています。
迷うべきところでは、一緒に迷う。
調べるところは、こちらで調べる。
進めると決めたら、きちんと前へ進める。
物件を紹介するだけではなく、
決めるまでの時間を一緒に進む。
それも、仲介の仕事だと思っています。
それでも、
決まるものは決まる。
最初にお会いした頃には、 もう少し時間がかかるかもしれないと思っていました。
エリアも動きました。
いくつかの選択肢も考えました。
途中には、 しんどいこともありました。
それでも、 一つずつ条件と考えを整理していけば、 最後は一件にたどり着く。
ご紹介から引渡しまで、約半年。
終わってみれば、 とても一般的な不動産購入だったと思います。
売買は、決まるものは決まる。
大切なのは、 相場の底を当てることではなく、 その一件に出会ったときに判断できること。
そのために、 それまでに考えるべきことを考えておく。
物件を探していた半年間には、 その時間も含まれていたのだと思います。
そして、
お疲れ様の会食へ。
いろいろあった半年を終えて、 この日はお客様と食事をご一緒しました。
物件を探している最中には、 どうしても次にやることがあります。
内見。
資金計画。
申込み。
審査。
契約。
引渡し。
でも、この日はもう、 次に進めなければならない手続きはありません。
一件を無事に終えたあとに、 こうしてゆっくり話せる。
その時間まで含めて、 私にとっては印象に残る一件になりました。
契約や引渡しは、 不動産会社にとって一つの区切りです。
でも、お客様にとっては、 そこから新しい暮らしが始まります。
契約で、終わらない。
また不動産のことを考える日が来たとき、 名前を思い出していただける。
そんな付き合い方ができればと思っています。
一件の、その先へ。
契約のあとにも続いている、お客様やお取引先との時間。
「今、買うべきか。」
そこからでも。
まだ物件が決まっていなくても。
買う、待つ、その前から一緒に考えます。
物件より先に、お話を。



